
元時計販売員の独り言
某量販店で時計販売員をやっていた猫谷です。
ゆめみのデザイナー・コーダーとして上手く潜り込めまして、早1年、時計は大好きです!
海でウェイクボードする時はG-shockつけて滑走~!
フォーマルな格好の時は自動巻き~!
普段使いは?なんやねん~!?
“Apple Watch Series 2”~♪
さて、今回は“Apple Watch Series 2”の時計本来の機能である文字盤についての独り言です。
文字盤は “腕時計のお顔”です。
メーカーによって様々なお顔があり、消費者が自分のライフスタイルに応じた時計を購入します。
例えば、
就職活動中、男性が「仕事へのひたむきさ」など面接でアピールする場面なら
時間を意識して仕事に取り組めそうな印象が面接官に伝われば良いですよね。
だから、黒や白のお顔をベースに分単位で時刻が正確に把握できるもので、
時計自体に目がいかないデザインなど良いと思います。
なんらかのパーティで経済力をアピールしたい場面なら、
心臓部が見える装飾(オープンハート)が施されている自動巻きをしていると格好良いと思います。
Apple watchならクロノグラフなどの多針モデルとか無難ですけど、飾りっ気はないですね。
電車、新幹線、飛行機など乗ることが多いビジネスマンは、どうしてもチラチラ分単位で時間を
チェックするので、デジタル表示は必須だと思います。
最近、新幹線に乗る機会があった時に、遅れないように時間(分)を気にして、
特大デジタル表示にしたんですけど、
手首を顔まで持ちあげずにチェックできるから、本当便利だなぁと思いました。
こんなにわかりやすいものは初めてです。
人それぞれの用途に応じて、様々な時計が販売されていますが、
Apple Watchだけでも十分カバーできるほどお顔の種類は豊富です。
watchOS 3になってから全16種類のお顔が実装されており、
更にカラー選択できるものでは、最大25カラーに対応しています。
つまり、Apple Watch一つで十分なのです。
ただ、こんなに沢山、お顔があるのに、四角いお顔にピッタリのローマ数字のお顔はありません。
当然あるだろうと思い込んでいました。ちょっと残念です。ピンとこないかもしれないので、下記、サイトで比較画像をごらんください。
http://sidedish.org/archives/3039
その他、スマートウォッチ市場不参入を表明したカルティエの四角いお顔はこちら
http://www.cartier.jp/ja/home/homepage.html?origin=Header
四角いケースに対して、丸いお顔よりも四角いお顔の方が似合うと思いませんか?
諦めきれないので、自分のものでも写真を背景にローマ数字(左)を試してみました。
四角いケースに対して、丸いお顔よりも四角いお顔の方が似合うと思いませんか?
「知らんけど」って思わず、見てください。
Apple Watchって重厚なケースで高級感がないこともないので、ローマ数字は結構、似合うんです。
デフォルト以外でもお顔はないのかアプリを探してみたら、唯一、一つだけアプリがありました。
こちらです。
このアプリは、あくまで機械式時計シミュレーターとしてリリースされている為、
Appleの審査をくぐりぬけたみたいです。なので、普通に使えるお顔ではありませんし、
ローマ数字でもありません。
結局、自分の中で落ち着いたお顔がこちらです。
分単位での視認性を無視したデザインで、超シンプルですけど、秒針は自動秒針ですし、
安物の自動巻きよりも秒針がスムーズに動いていますので、見ていて癒されます。
「携帯で時間を確認できれば良い」
と言って終わらせず「ちょっと良いなぁ」と思った時計をつけてみて
時間についてゆっくり考えてみても良いのではないでしょうか。(遅刻グセが治るかもww)
最後に
Apple payが便利過ぎるので、その機能だけで十分、重宝しますが、
グッチやタグホイヤーなどのブランド時計メーカーがスマートウォッチ市場へ続々と参入する中、
デザイン性においてもブランドメーカーに負けない、伝統的な時計の良さを残しながら
進化していって欲しいと願います。