ケータイサイト開発でFirefoxを使い倒す その2
こんにちは、mikkoです。
ずいぶん間が開いてしまいましたが、Firefoxで開発を行うためのTips 第2回です。
Firefox3でDoCoMoの生絵文字を入力する
前回紹介した、「Firefox3でDoCoMoの生絵文字を表示する」やFireMobileSimulatorを用いることで、ケータイサイトの表示については行えるようになりました。
ただ、開発をする以上、生絵文字を入力して確認したいのが人情というものです。
そこで、NTTドコモから配布されているi絵文字をつかうことで、絵文字入力ができるじゃないか!ということで、実際に入力してみると、
フォーム入力時 | ⇒ | フォーム送信後 |
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![]() |
|
入れた絵文字が・・・ | 変換されてしまった。。 |
あらら、入力したはずの絵文字が、フォームで送信すると、「&#*****」になってしまいます。
※SJISのページの場合です。UTF-8のページでは正常に送信されます。
これは困った、でもFirefoxで開発したい、ということで、以前作ったFirefox用のaddonを公開します。
emozilla – FirefoxでDoCoMoの生絵文字を送信可能にする拡張
Firefoxでは、SJISのリクエスト送信時に外字に相当するコードが含まれる場合、自動的に「&#*****」(UTF-8コードの10進表記)に変換する仕様になっています。
emozillaは、この自動変換を抑制(正確には再変換)し、Shift-JISコードとしてそのまま送出する拡張です。
ページ自体をUTF-8にしてしまえば問題はないのですが、ケータイサイトは依然としてSJISで製作することが多いため、この問題が出てしまいます。
emozilla導入後 |
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正常に表示可能 |
単に送出するだけだと面白みにかけるので、i絵文字のような絵文字パレットも追加してあります。i絵文字だと、クリックしても入力されないケースがあるのですが、emozillaのパレットから入力すると、確実に絵文字が挿入されます。
絵文字パレットを表示するには、Firefoxのメニューから「表示」-「ツールバー」-「カスタマイズ」を辿り、emozillaのアイコンをツールバーの任意の場所にドラッグしてください。このアイコンをクリックすることで、絵文字パレットが表示されます。
ツールバーボタン | DoCoMo絵文字パレット |
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弊社では、CMS等でケータイサイトの画面を作成する際や広告の入稿時など、マルチキャリアの絵文字変換のベースとしてドコモの絵文字をそのまま使用する場合が多いのですが、いちいちInternetExplorerに切り替えることなく、Firefoxでさくさく絵文字が入力できるので重宝しています。
利用者がかなり限定される特殊な拡張ですが、上記問題で悩んでいた方は是非お試しください。