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Gitのちょっと便利な使い方

本記事は、2010年7月に「YUMELOG」に掲載された記事です。
2021年12月末「YUMELOG」終了に伴い、移行いたしました。
(「YUMELOG」をこれまでご愛顧いただき、誠にありがとうございました。)


こんにちは
kaoruです。

今回は、GitのちょっとしたTipsをご紹介したいと思います。

Gitというのは、近年、Subversionに代わって普及が進んできたバージョン管理システムです。

特徴として、Subversionに比べて高速である点と、マージの管理が簡単である点が挙げられます。

規模の大きな開発や、複数人での開発を行っていると、たくさんのブランチが発生して、ブランチ間の関係をビジュアルに確認したくなることが頻繁にあります。

TortoiseGitやQGitなどのGUIツールを使うとブランチ間の関係をビジュアルに表示することができます。

しかし、普段コマンドラインで作業している場合、わざわざ別のツールを使うのではなくコマンドラインで直接確認できた方が便利なのではないでしょうか。

実は、git logコマンドにはオプションとして、–graphがあり、標準でもツリー表示ができます。しかし、そのままでは、表示される情報が多すぎて、TortoiseGitのような一覧性がよくありません。

そこで、オプションを工夫してコマンドラインでもビジュアルにブランチ間のツリー構造がビジュアルに確認できるようにしてみました。


git log --graph --date-order -C -M --pretty=format:\"<%h> %ad [%an] %Cgreen%d%Creset %s\" --all --date=short

これを毎回、入力するのはいささか大変ですので、エイリアス機能を使っています。

以下のような設定を $HOME/.gitconfig か、/etc/gitconfig に追加します。


[alias]
graph = log --graph --date-order -C -M --pretty=format:\"<%h> %ad [%an] %Cgreen%d%Creset %s\" --all --date=short

(2行目は途中で改行しないようにしてください。)

このような設定をしておけば、

git graph

と入力するだけで、表示可能です。
yumewaza-git-screen-capture.gif

この表示ができると、日々の作業がとても便利になります。
Gitをお使いの方は、是非一度お試しください。



2011/06/13
フォーマットの%cnを%anに変更しました。